経済的負担と精神的負担どちらを選ぶ

社会人にとって、勤務先に寮があるかないかで、資産形成が大きく異なってきます。
大卒で働いても、初任給の手取りは20万円程、そこから家賃・光熱費・食事代を引くと、手取りの半分程しか残らず、自宅通いの同僚と比べ、ゆとりある生活を送ることが難しくなります。社会に出れば、上司や同僚以外に付き合いが増え、取引相手から誘われれば、独り暮らしや金欠を理由に断ることはできません。
しかし、勤務先に寮があれば、家賃など毎月掛かる経費を抑えることができるようになります。住み込みであれば、光熱費も全額自己負担する必要がなく、食事も栄養が管理されたものが提供されるため、健康管理も容易になります。
住み込みは、経済的にはプラスなことが多いですが、メリットもあればデメリットも生じるのが世の常です。最大のデメリットは、プライバシーを制限されること、休日も上司が近くにいるため用事を任されることがあり、住み込み場所は勤務先に近いことが多く、勤務時間を削減できるため自由時間が増えるように思いがちですが、会社からすると何時でも応援依頼できる都合の良い人材でもあります。
寮には、独身で入るのと家族同伴で入るのとでは大きく異なり、子供が学校に通うには校区の問題が生じます。近年は、越境通学可能な公立学校も増えてきてはいますが、子供同士のコミュニティを大事にするには、校区の学校へ通うことが望ましいようです。
また、奥様同士の付き合いは、男性ほど単純なものではなく、派閥に入らないと執拗なイジメに合うことは、ドラマに限ったことではないようです。